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単行本(考古学、女性労働ほか)

その他単行本

抑留記 ―シベリア11年将校はどう生きたか―

著:竹原潔 解説:竹原裕子

抑留記 ―シベリア11年将校はどう生きたか―

販売価格4,400円(税込)
2022年8月

ISBN: 978-4-86369-695-2
A5判 452ページ 上製

【紹介】
山崎豊子『不毛地帯』のもう一人のモデルになった陸軍中佐の手記。
山崎豊子が理想の軍人と称賛した竹原潔は部下と自分の命を守るためにどう生きたか

【目次】
第一部
 第一章 終戦から入ソまで
 第二章 「マルシャンスク」での抑留生活

第二部
 第三章 戦犯容疑者としてマルシャンスクからハバロフスクまで
 第四章 二十五年の刑を受け、コルイマ地区ラゾ・ラーゲリでの死闘

第三部
 第五章 抑留第五段階 ハバロフスクにおける日本人との生活
     抑留画譜及び新聞記事を基に作成

解題  竹原潔の敬礼・軍歴
    ロシア政府から返還された旧ソ連作成の個人記録
    戦犯裁判
    ラゾ・ラーゲリ
    山崎豊子『不毛地帯』との関係  ほか 

著者プロフィール
竹原潔 (タケハラ キヨシ) (著/文)
1906年生まれ。
陸軍士官学校(39期)。入隊後に外語学校(現外語大)で蒙古語を学んだ。
昭和12年から内蒙古の包頭特務機関長や関東軍特殊情報部部員など。
1944年からアバガ特務機関長。1945年8月関東軍第108師団参謀。
1945年8月20日にソ連の捕虜となる。
シベリアに抑留され、戦犯として「矯正」労働25年の刑、
日ソ共同宣言批准後の1956年12月26日最終組(第11次)で帰還。
帰国20年後頃に『抑留記』『抑留画譜』を書く。

竹原裕子 (タケハラ ヒロコ) (解説)
1942年生まれ。1965年国立お茶の水女子大学理学部卒業。
日立製作所で研究開発業務に従事。
定年退職後、法政大学政策科学科(環境政策)修士課程卒業。
共著に『環境をめぐる公共圏のダイナミズム』(法政大学出版局)、
編著に『原子力総合年表』(すいれん舎)、『原発災害・避難年表』(すいれん舎)
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