本文へ移動

単行本(考古学、女性労働ほか)

考古学

鏡と初期ヤマト政権

著:辻田 淳一郎

鏡と初期ヤマト政権

販売価格6,050円(税込)
2007年10月刊行

ISBN 978-4-903763-19-4 
A5判 440ページ 上製

【紹介】
新進気鋭の研究者が既存の鏡論に挑んだ画期的論考。破鏡から完形鏡への緻密な実証的研究から、新たな古墳時代開始論の枠組みを模索し、初期ヤマト政権の東アジアにおける位置づけを試みた意欲作。参考文献43ページ。

【目次】 
序章 :銅鏡研究を媒介とした古墳時代開始論の可能性
第1章:古墳時代開始期における銅鏡研究の現状と課題
第2章:古墳時代開始期における中国鏡の流通形態の変革
第3章:三角縁神獣鏡・倭製鏡の変遷と前期古墳の編年
第4章:三角縁神獣鏡の製作系譜と製作年代
第5章:古墳時代前期倭製鏡の多様化とその志向性
第6章:古墳時代前期における鏡の副葬と伝世の論理
第7章:考察 古墳時代前期威信財システムの成立と展開
終章 :結論 東アジアの中の古墳時代前期社会と銅鏡  

【著者プロフィール】
辻田 淳一郎 (ツジタ ジュンイチロウ) (著)
1973年生まれ。九州大学文学部卒業。九州大学大学院比較社会文化研究科博士後期課程単位修得退学後、福岡県教育庁文化財保護課をへて、現在九州大学大学院人文科学研究院専任講師。日本考古学専攻。博士(比較社会文化)。
論文に「威信財システムの成立・変容とアイデンティティ」(『東アジア古代国家論―プロセス・モデル・アイデンティティ―』すいれん舎,2006年),「破鏡の伝世と副葬―穿孔事例の観察から―」(『史淵』142,2005年)など。
TOPへ戻る