考古学
北方世界の考古学
著:小松正夫
北方世界の考古学 |
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2010年7月刊行
ISBN:978-4-86369-096-7
A5判 340ページ 上製
【紹介】
古代北方世界の実像に迫る最新の研究成果18編。蝦夷の鉄生産、漆工の展開、北方の要害遺跡、囲郭集落の系譜、清原氏城館の土師器、腰帯をつけた蝦夷など、日本古代史に新たな視座をあたえる、北からの歴史のダイナミズム。
【目次】
序文 平川南
解題 小松正夫
第Ⅰ部 蝦夷・生産・流通
蝦夷の鉄生産 八木光則
秋田城跡における漆工の展開 小松正夫
<コラム>秋田城の疫病祭祀 三上喜孝
<コラム>二つの広域支配圏 渡部育子
奥羽の初期貿易陶磁器 山口博之
古代北海道と東北地方の物流 鈴木琢也
腰帯をつけた蝦夷 田中広明
第Ⅱ部 土器を巡る諸問題
本州北端の刻書土器 利部 修
平安時代におjけるムシロ底土器の出現と展開 伊藤武士
ケズリのある赤い坏 神田和彦
<コラム>城柵における中下級官人の痕跡 鐘江宏之
清原氏城館・大鳥井山遺跡のロクロ土師器 島田祐悦
第Ⅲ部 集落・宗教・城柵
北方における要害遺跡 右代啓視
「埋没家屋」再考 五十嵐祐介
「矢立廃寺」の研究 羽柴直人
<コラム>秋田県における経塚の変遷 今野沙貴子
<コラム>青森市石江遺跡群の位置づけをめぐって 小口雅史
囲郭集落の系譜 高橋学
収録遺跡名一覧
解題 小松正夫
第Ⅰ部 蝦夷・生産・流通
蝦夷の鉄生産 八木光則
秋田城跡における漆工の展開 小松正夫
<コラム>秋田城の疫病祭祀 三上喜孝
<コラム>二つの広域支配圏 渡部育子
奥羽の初期貿易陶磁器 山口博之
古代北海道と東北地方の物流 鈴木琢也
腰帯をつけた蝦夷 田中広明
第Ⅱ部 土器を巡る諸問題
本州北端の刻書土器 利部 修
平安時代におjけるムシロ底土器の出現と展開 伊藤武士
ケズリのある赤い坏 神田和彦
<コラム>城柵における中下級官人の痕跡 鐘江宏之
清原氏城館・大鳥井山遺跡のロクロ土師器 島田祐悦
第Ⅲ部 集落・宗教・城柵
北方における要害遺跡 右代啓視
「埋没家屋」再考 五十嵐祐介
「矢立廃寺」の研究 羽柴直人
<コラム>秋田県における経塚の変遷 今野沙貴子
<コラム>青森市石江遺跡群の位置づけをめぐって 小口雅史
囲郭集落の系譜 高橋学
収録遺跡名一覧
【著者プロフィール】
小松正夫 (コマツマサオ) (編著)
1948年秋田県由利郡大内町(現由利本荘市)生まれ。駒澤大学文学部歴史学科考古学専攻卒業。多賀城跡調査研究所勤務を経て、1972年秋田市役所入所。同年に設置された秋田城跡調査事務所に配属となり、秋田城跡の発掘調査を担当。1990年事務所所長。1998年秋田市教育委員会文化課長、2002年文化振興室長兼事務所長。2008年3月定年退職。著書に『史跡秋田城跡』(共著、金曜会編、1993年)「古代出羽国における北方交流の接点について」(『北方史の新視座』雄山閣、1994年)、「元慶の乱期における出羽国の蝦夷社会」(『古代王権と交流1古代蝦夷の世界と交流』名著出版、1996年)、「出羽北半の駅路再考」(『古代の越後と佐渡』高志書院、2005年)など。
1948年秋田県由利郡大内町(現由利本荘市)生まれ。駒澤大学文学部歴史学科考古学専攻卒業。多賀城跡調査研究所勤務を経て、1972年秋田市役所入所。同年に設置された秋田城跡調査事務所に配属となり、秋田城跡の発掘調査を担当。1990年事務所所長。1998年秋田市教育委員会文化課長、2002年文化振興室長兼事務所長。2008年3月定年退職。著書に『史跡秋田城跡』(共著、金曜会編、1993年)「古代出羽国における北方交流の接点について」(『北方史の新視座』雄山閣、1994年)、「元慶の乱期における出羽国の蝦夷社会」(『古代王権と交流1古代蝦夷の世界と交流』名著出版、1996年)、「出羽北半の駅路再考」(『古代の越後と佐渡』高志書院、2005年)など。