考古学
縄文文化構造変動論
著:田中良之
縄文文化構造変動論 |
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2016年6月刊行
ISBN:978-4-86369-441-5
縦220mm 455ページ
【紹介】
漁撈・縄文土器・文化構造・縄文時代の終焉・弥生時代の開始。緻密な実証的研究と土器様式構造論、コミュニケーション・システム論で切り拓かれた新たな地平。物質文化の位相差から社会変容のメカニズムを解き明かす!
【目次】
第1部 漁撈研究から属性分析へ(縄文時代西北九州の離頭銛頭について
壱岐・鎌崎海岸遺跡について
中期・阿高式系土器の研究
新延貝塚の所属年代と地域相
阿高式土器
縄文時代後期初頭の北部九州-在地文化と在来文化の複合
曽畑式土器の展開
磨消縄文土器伝播のプロセス-中九州を中心として
広域土器分布圏の諸相-縄文時代後期西日本における類似様式の並立
モチーフにおけるポジ・ネガ転写-「太形凹文」の成立過程
土器文様の伝播と位相差
寺の前遺跡縄文後期土器について)
第2部 縄文時代の終焉/弥生時代開始のプロセス(長崎県山の寺遺跡-晩期山の寺式土器
縄紋土器と弥生土器
いわゆる渡来説の再検討
渡来人をめぐる諸問題
弥生時代における日韓の埋葬姿勢について)